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2020/12/04 18:09
Aloha🌺
今日はオリとメレについて。
オリとは神様に捧げる祈り(チャント・詠唱)であり、
カフナ(祭司)によって唱えられました。
ハワイに文字が存在しなかったので、
声に出して、人々に記憶(記録)させる必要があったのです。
祈りの言葉にルールがあり長いフレーズでも
必ずひと息で唱え、最後のフレーズは
声(音)を震わせて伸ばすことになっていたそう。
メレ・オリ(詩歌の詠唱)は節回しを持つ叙事詩。
オリは時代が変わると宗教的な
事柄だけでなく王朝史
(メレ・コイ・ホヌア)
や哀歌(メレ・カニカウ)など詠われる
ようになり、また、メレも同じく
宗教的な事柄だけでなく、人々の叡智、
王朝の系譜、自然界の現象を詠うようになりました。
踊りや楽器の演奏があるのはメレ・フラ
と呼ばれ、踊りがないのはメレ・オリで
区別されるようになりました。
メレ・フラを演じる者は高度な表現を身に
付けて、見る者に強い印象を与えていました。
その後、メレ・フラもオリと同じく、
ヘイアウ(神殿)での宗教的儀式だけでなく
一般的な人々の中へ広がって行きました。
伝統的なハワイ語の歌は、歌詞を繰り返す
ものが多いのですが、繰り返すことにより
聞く者に確実に言葉を記憶させるという
意図があったそうです。
メレ・オリはハワイ文化全体を
記録し後世に伝える役割を
担い初めていたのです。
※アロハ検定を参考にしました。
Mahalo🌴